ダルトンのエアシャワーは、特に微粒子除去と既設ラインへの柔軟な対応の分野に強みを持っています。しかし、導入を検討する際には「他社と比べてコストはどうなのか?」「メンテナンス性は?」といった疑問も浮かぶでしょう。本記事では、メーカー公式サイトの情報だけでなく、エアブーン編集部が分析した他社製品との比較メリット・デメリットを含めて解説します。

両サイド計16個のノズルから高速ジェットを噴射することで、1サイクル当たりの除塵時間を短縮し、多人数連続入室でもボトルネックになりにくいのが特徴です。
タッチパネル式コントローラで吹出時間や照明制御、インターロック条件を簡単に設定できるため、製造条件の切替えが頻繁な多品種少量生産ラインにも対応できます。
| フィルターの種類 | HEPAフィルター 不織布フィルター |
|---|---|
| 吹出風量 | 15.6m³/min |
| エアージェットノズル数 | 16個 |
| 電源仕様 | AC200V、三相50/60Hz |
HEPAフィルタを使用した片面吹出タイプで、清浄作業室への入室時に高速の清浄空気で塵や埃を洗浄・除去する構成です。
8個のエアジェットノズルからクリーンエアを噴出し、片面吹出の一般的なエアシャワーとして扱いやすい仕様です。
操作はタッチパネル式で、インターロックにも対応しています。
| フィルターの種類 | HEPAフィルタ 不織布フィルタ |
|---|---|
| 吹出風量 | 7.8m³/min |
| エアージェットノズル数 | 8個 |
| 各部寸法 | 外形:1100mm×1000mm×2100mm 有効寸法:800mm×1000mm×1950mm |
| 電源仕様 | AC200V 3φ 50/60Hz |
| ダルトンの特徴 | |
|---|---|
| 洗浄能力 | HEPA採用の両面吹出 16ノズルで除塵 |
| 設置性 | 片面・両面・L字・自動扉 動線に合わせて選択可 |
| コスト感 | 研究施設向け仕様 要見積 |
| 独自の強み | 電波スイッチで自動開閉 非接触で衛生的 |
ダルトンが採用しているメインフィルターは、高性能HEPAフィルターです。
二次汚染源となる内部空気を徹底的に清浄化したうえで、両面吹出モデルでは16本もの樹脂埋込バンカーノズルから23m/s前後の高速ジェットを生成します。
人が360度回転しても死角ができにくいようノズル角度が調整されているため、衣服の縫い目やポケット周辺に潜む微細な繊維片や粉塵を短時間で剥離可能です。
クリーンルーム側での残存浮遊粒子濃度を低減でき、歩留まり向上や異物混入クレームの防止、ISO-14644やGMPなど厳格な環境規格への適合をサポートします。
標準の片面・両面直進タイプに加え、作業動線を制限できない狭小エリア向けのL字進入タイプ、手荷物搬入の頻度が高いラインに適した自動扉タイプなど、ダルトンは複数の型式をシリーズ展開しています。
フレームは鋼板焼付塗装仕上げで耐薬品性に優れ、床材には滑り抵抗値の高いSUS304製チェッカープレートを採用。
クリーンブース側・前室側のドア材質もアルミと強化ガラス構成を標準としつつ、樹脂サッシやビニールカーテンへの変更もできます。
柔軟なカスタマイズ性で、既存のエアフローや搬送設備を変更せずに導入できるのがメリットです。
クリーン機器は導入後のフィルター交換や風速・差圧管理が品質維持の要となります。
ダルトンは研究・教育施設向け装置の保守を専門に行うグループ会社と連携し、北海道から九州までサービス網を各地に展開しています。
定期点検契約では、HEPAリークテストや風速均一性測定、インターロック動作確認をパッケージ化し、トラブル発生時には24時間以内に技術員を派遣する体制を整備。
独自の点検履歴データベースを活用し、フィルターの寿命やモーター負荷の推移を可視化することで、計画的な交換スケジュールを提案します。
突発停止リスクを抑えつつ、適切な保全コストで長期運用できるのが魅力です。
ダルトンのエアシャワーは、異物混入リスクの低減、既存ラインを止めない導入柔軟性が特徴です。長期安定稼働による保全コスト適正化も見逃せないポイントです。
製品品質に直結する歩留まりを向上させながら、クリーンルーム全体のランニングコスト削減にも貢献できます。
エアシャワーは、どのような場所に設置するかによって求められる機能が異なります。本サイトでは、紹介したメーカー以外にも工場別に適したエアシャワーメーカーを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
公式サイトに事例はありませんでした。
| 企業名 | 株式会社ダルトン |
|---|---|
| 創業 | 1939年9月 |
| 従業員数 | 361名(2024年9月時点) |
| 所在地 | 東京都中央区築地5-6-10 浜離宮パークサイドプレイス |
| 電話番号 | 03-3549-6800 |
| 公式サイト | https://www.dalton.co.jp/ |
ここまでメーカーの特徴について解説してきましたが、エアシャワーは決して安い買い物ではありません。自社の工場環境や予算に合わない製品を選んでしまうと、後になって使い勝手やコスト面で後悔するリスクがあります。
導入を成功させるためには、1社だけで決めるのではなく、必ず複数社で比較検討を行うことが重要です。
当サイトのTOPページでは、国内53社のエアシャワーメーカーを徹底調査し、工場・用途別のおすすめ3社を厳選して紹介しています。
問い合わせや見積もり依頼をする前に、まずは以下の記事で「自社にとって最適なメーカー」をチェックしてみてください。

| 主なフィルター | 制菌防カビ仕様中性能フィルター HEPAフィルター |
|---|---|
| 風速 | 制菌防カビ仕様中性能フィルター:25m/sec以上 HEPAフィルター:20m/sec以上 |
| 集塵性能 | 記載無し |
| 捕集性能 | ・中性能フィルタ:0.4~0.7μm粒子に対して40~50%以上 ※70~80%以上となる高性能フィルタの選定も可能 ・HEPAフィルタ:0.3μm粒子に対して99.97%以上 |
| 標準の床材 | ステンレス |
| ジェット風 | 両側面+天井の3方向 |

| 主なフィルター | HEPAフィルター |
|---|---|
| 風速 | 30m/s ±20%※2 |
| 集塵性能 | 記載無し |
| 捕集性能 | 0.3μm粒子にて99.99%以上 (HEPAフィルター搭載) |
| 標準の床材 | 建築床 |
| ジェット風 | 片吹き |

| 主なフィルター | HEPAフィルター |
|---|---|
| 風速 | 記載なし |
| 集塵性能 | 99%以上(重量法) |
| 捕集性能 | 0.3μm粒子99.97%以上 (DOPテスト) |
| 標準の床材 | 記載無し |
| ジェット風 | 記載無し |
※フィルターの種類:
制菌防カビ仕様中性能フィルター:空気中の微粒子(約1μm以上)を除去しつつ、菌の繁殖やカビの発生を抑える機能を持つフィルター。食品・医療・クリーンエリアなどの衛生管理に有効。
HEPAフィルター:0.3μm以上の微粒子を99.97%以上の高精度で捕集できる高性能フィルター。クリーンルームや精密機器、医薬品製造などに使用される。
※集塵性能とは:空気中の粉塵をどれだけ装置全体で取り除けたかの割合。/捕集性能とは:フィルターなどがどれだけ粉塵を捕まえたかの割合。
※1:※三共空調公式HP(https://sankyo-ku.co.jp/quality.html)(2000年~2024年の実績)
※2:初期における平均値。
※3:別売り。