ニットー冷熱のエアシャワーは、特に豊富な仕様展開と操作しやすい運用性の分野に強みを持っています。しかし、導入を検討する際には「他社と比べてコストはどうなのか?」「メンテナンス性は?」といった疑問も浮かぶでしょう。本記事では、メーカー公式サイトの情報だけでなく、エアブーン編集部が分析した他社製品との比較メリット・デメリットを含めて解説します。

片吹きタイプの標準モデルでありながら、25m/s以上のジェット風速と8.5m³/min以上の風量を確保しています。φ30パンカー8個から高圧エアを吹き付けることで、作業着のしわ内部に入り込んだ微粒子まで効率的に除去可能です。
タッチパネルによる照明・シャワー時間設定で、人の流れや材料搬入量に合わせた柔軟な運用ができるのが魅力。HEPAフィルターと不織布プレフィルターの二段構成で、ランニングコストと清浄性能を両立させていることも特筆すべきポイントです。
| フィルターの種類 | 不織布フィルター HEPAフィルター |
|---|---|
| 吹出風量 | 8.5m³/min以上 |
| エアージェットノズル数 | 8個 |
| 電源仕様 | AC200V、三相50/60Hz NFB30AF・15AT/15AT |
両側と天井の三方向からクリーンエアを吹き出すタイプで、狭い通路などスペースに余裕のない場所への設置に適した構成です。
両サイド16個・天井4個のパンカーからクリーンエアを吹き出し、三方向から効率よく除塵します。
タッチパネルによる設定に対応し、照明灯やシャワータイマーを操作できます。
| フィルターの種類 | プレフィルタ:不織布フィルタ メインフィルタ:HEPAフィルタ |
|---|---|
| 吹出風量 | 21.2m³/min以上 |
| エアージェットノズル数 | 20個 |
| 各部寸法 | 幅1200mm |
| 電源仕様 | AC200V・3φ・50/60Hz |
| ニットー冷熱の特徴 | |
|---|---|
| 洗浄能力 | クリーンエアで除去 片吹き〜三方向吹き対応 |
| 設置性 | 自動扉・シートシャッター対応 大型・特殊寸法も相談可 |
| コスト感 | 既製品+受託生産に対応 要見積 |
| 独自の強み | 設計〜板金〜組立を一貫生産 タッチパネル搭載 |
ニットー冷熱は自社工場で設計から板金加工、塗装、組立まで一貫生産を行っています。
片吹きや三方向吹き、荷物用大型タイプ、シートシャッター一体型など多彩なラインアップをベースに、間口や通路幅、通過物のサイズに合わせて寸法の調整が可能です。
製造ラインが稼働したままの状態で、設置スペースを確保しにくい既設工場でも、レイアウト変更を最小限に抑えたジャストサイズのエアシャワーを短納期で導入できます。
ジェット風速を確保し、パンカーから噴射されるクリーンエアが衣服に付着した塵埃を効率的に払い落とします。
HEPAフィルターは高い捕集率を誇り、プレフィルターと組み合わせることでフィルター寿命を延ばしつつ清浄度の維持が可能。
クリーンルーム入口での塵埃・微生物の持ち込みを低減することで、室内のクリーン環境を安定して維持しやすくなり、歩留まり改善や異物混入リスクを低減します。
特に医薬品や精密電子部品など異物混入の許容値が厳しい製造工程において、日々の生産安定と品質クレームの抑制に大きく寄与します。
新しいモデルではタッチパネルを標準装備し、シャワー時間や照明設定、インターロック状態など、複雑な操作をせずに変更できます。
フィルター交換時期や異常発生を画面上に表示するため、メンテナンスのタイミングを見落とす心配がありません。
定期点検契約を結べばフィルター交換や風速測定を含む年間保守を任せられ、クリーンルーム管理者の負担を軽減。
不慣れな現場でも運用負荷を最小化しつつ衛生基準を維持できるため、GMPやHACCPなどの第三者監査にも対応しやすくなります。
ニットー冷熱のエアシャワーは、カスタム設計力による設置自由度、高い除塵性能、現場の負担を軽減する設計で、ダウンタイムを抑えつつ高い清浄度を長期的に維持したい現場に適しています。
ライン改造コストを抑えてリプレイスしたい既設工場や、同一品質を担保したい多工場展開企業にとっては良い選択肢の一つとなります。
エアシャワーは、どのような場所に設置するかによって求められる機能が異なります。本サイトでは、紹介したメーカー以外にも工場別に適したエアシャワーメーカーを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
公式サイトに事例はありませんでした。
| 企業名 | 株式会社ニットー冷熱製作所 |
|---|---|
| 設立 | 1974年6月10日 |
| 従業員数 | 従業員152名(2025年4月1日時点) |
| 所在地 | 埼玉県飯能市双柳1264 |
| 電話番号 | 042-973-3142 |
| 公式サイト | https://nitto-reinetsu.com/ |
ここまでメーカーの特徴について解説してきましたが、エアシャワーは決して安い買い物ではありません。自社の工場環境や予算に合わない製品を選んでしまうと、後になって使い勝手やコスト面で後悔するリスクがあります。
導入を成功させるためには、1社だけで決めるのではなく、必ず複数社で比較検討を行うことが重要です。
当サイトのTOPページでは、国内53社のエアシャワーメーカーを徹底調査し、工場・用途別のおすすめ3社を厳選して紹介しています。
問い合わせや見積もり依頼をする前に、まずは以下の記事で「自社にとって最適なメーカー」をチェックしてみてください。

| 主なフィルター | 制菌防カビ仕様中性能フィルター HEPAフィルター |
|---|---|
| 風速 | 制菌防カビ仕様中性能フィルター:25m/sec以上 HEPAフィルター:20m/sec以上 |
| 集塵性能 | 記載無し |
| 捕集性能 | ・中性能フィルタ:0.4~0.7μm粒子に対して40~50%以上 ※70~80%以上となる高性能フィルタの選定も可能 ・HEPAフィルタ:0.3μm粒子に対して99.97%以上 |
| 標準の床材 | ステンレス |
| ジェット風 | 両側面+天井の3方向 |

| 主なフィルター | HEPAフィルター |
|---|---|
| 風速 | 30m/s ±20%※2 |
| 集塵性能 | 記載無し |
| 捕集性能 | 0.3μm粒子にて99.99%以上 (HEPAフィルター搭載) |
| 標準の床材 | 建築床 |
| ジェット風 | 片吹き |

| 主なフィルター | HEPAフィルター |
|---|---|
| 風速 | 記載なし |
| 集塵性能 | 99%以上(重量法) |
| 捕集性能 | 0.3μm粒子99.97%以上 (DOPテスト) |
| 標準の床材 | 記載無し |
| ジェット風 | 記載無し |
※フィルターの種類:
制菌防カビ仕様中性能フィルター:空気中の微粒子(約1μm以上)を除去しつつ、菌の繁殖やカビの発生を抑える機能を持つフィルター。食品・医療・クリーンエリアなどの衛生管理に有効。
HEPAフィルター:0.3μm以上の微粒子を99.97%以上の高精度で捕集できる高性能フィルター。クリーンルームや精密機器、医薬品製造などに使用される。
※集塵性能とは:空気中の粉塵をどれだけ装置全体で取り除けたかの割合。/捕集性能とは:フィルターなどがどれだけ粉塵を捕まえたかの割合。
※1:※三共空調公式HP(https://sankyo-ku.co.jp/quality.html)(2000年~2024年の実績)
※2:初期における平均値。
※3:別売り。