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シートシャッター式のエアシャワーとは?

エアシャワーは、クリーンルームや工場内への異物持ち込みを防ぐうえで欠かせない設備です。ノズルからの高速風で衣服や搬入物に付着したホコリ・毛髪を吹き飛ばし、フィルターで浄化した清浄な空気を循環させる仕組みですが、扉の種類によって使い勝手や清浄度維持の効率は大きく異なります

本記事では、近年導入が増えている「シートシャッター式」エアシャワーについて、仕組みやメリット、手動ドア・スライド自動ドアとの違い、導入時の注意点までをわかりやすく解説します。

エアシャワーの
「シートシャッター式」とは?

シートシャッター式の特徴と仕組み

シートシャッター式エアシャワーは、PVC(塩化ビニル)などの高強度シート素材を扉に採用したタイプです。センサーが人や台車を検知すると、シートが自動で高速に巻き上がって入室側が開放され、エアシャワー完了後に退出側のシートが開く仕組みになっています。

樹脂ガイド製のシートレールにより気密性を確保しており、防炎性や防虫色仕様のシートを採用したモデルもあります。また、停電時には手動で開閉できる安全設計が施されている製品もあり、非常時の対応も考慮されています。

どのような現場で
使われるのか(主な用途)

台車やフォークリフトが頻繁に出入りする工場・倉庫、大型の搬入物を扱うクリーンルームなど、手動ドアでは対応しきれない現場で広く活躍しています。間口を広く確保しやすい構造のため、大人数が一斉に出入りする現場や、搬入出の回数が多いラインにも適しています。

シートシャッター式を導入する
3つのメリット

1. 高速開閉による作業効率の向上

金属製の自動ドアや手動ドアに比べ、シートシャッター式は開閉スピードが圧倒的に速いのが強みです。通行者の待ち時間(ロスタイム)が短縮され、搬入出がスムーズになります。1回あたり数秒の差でも、1日を通じた累積では大きな作業効率の向上につながります。

2. 異物混入(ホコリ・虫など)の
防止効果

扉の開放時間が短いため、外気からのホコリや虫の侵入リスクを最小限に抑えられます。クリーンルーム内の空調効率を維持しやすく、衛生管理の向上に大きく寄与します。防虫色仕様のシートを採用すれば、虫の誘引をさらに低減させることも可能です。

3. 接触時の安全性と
破損リスクの低減

扉がシート素材であるため、万が一フォークリフトや作業者が接触しても重大な怪我や設備破損のリスクが低いのが特徴です。レールから外れても復帰しやすい構造で、修理コストや復旧時間も抑えられます。下部に挟まれ防止センサーを装備したモデルもあり、安全対策が充実しています。

他のドア(手動・自動)との違いと
導入時の注意点

手動ドア・スライド自動ドアとの比較

手動ドアは導入コストが安い反面、両手が塞がっている状態では開閉できず、台車通行時に不便です。スライド自動ドアは気密性に優れるものの、開閉スピードは中程度にとどまります。

シートシャッター式は「開閉スピード」と「搬入出頻度が高い環境への対応力」において他のドアタイプより優位に立つ選択肢です。特にフォークリフトや台車が行き交う現場では、その差が顕著に表れます。

導入時の注意点と確認事項

シートシャッター式は他の扉タイプに比べて導入コストが高くなる傾向があります。また、シートを巻き取るための上部スペース(天井高)の確保が必要です。運用後は、センサーの調整やシートの清掃・交換といった定期的なメンテナンスが欠かせません。

導入前には設置場所の天井高や搬入物のサイズを正確に確認し、メーカーと十分に打ち合わせることが重要です。

シートシャッター式エアシャワーで
現場を効率化

シートシャッター式エアシャワーは、高速開閉による作業効率化高い防虫・防塵効果を両立できる扉タイプです。台車やフォークリフトの通行が頻繁な工場・倉庫や、大型搬入物を扱うクリーンルームには特に適した選択肢といえます。

当メディアでは、「食品工場」「電子部品工場」「清掃工場」向けの各おすすめのエアシャワーメーカーを掲載しています。風速や集塵性能、捕集性能、対応サイズなど、自社が求める要件に合致するか簡単に確認できますので、導入検討時の参考にしてください。

シートシャッター式エアシャワー
についてのまとめ

シートシャッター式エアシャワーは、高速開閉・防虫防塵・安全性の3つを兼ね備えた扉タイプです。搬入出の頻度が高い現場や、フォークリフト・台車の通行が多い環境では特に大きな効果を発揮します。導入コストや設置スペースの確認は必要ですが、長期的な作業効率の向上と衛生管理の強化を考慮すれば、十分に検討する価値があります。

さらに詳しくエアシャワーについて知りたい方は、次の記事もあわせてご覧ください。

工場別
業務用エアシャワーメーカー3選
食品工場への
導入なら
食品工場の導入実績3,800台以上※1
HACCPに適した衛生環境をサポート
三共空調
三共空調公式HP
引用元:三共空調公式HP
(https://sankyo-ku.co.jp/advice.html)
  • 床には耐水性に優れたステンレスを採用し、フィルターも抗菌・防カビ仕様を選択可能。水や湿気が多い食品工場で長期にわたり衛生状態を保ち、HACCP対応も円滑
  • 現場組立式と柔軟なサイズ・レイアウト調整により、狭い搬入路や限られた設置スペースにも対応でき、食品工場への後付け導入もスムーズ
主な仕様内容
主なフィルター 制菌防カビ仕様中性能フィルター
HEPAフィルター
風速 制菌防カビ仕様中性能フィルター:25m/sec以上
HEPAフィルター:20m/sec以上
集塵性能 記載無し
捕集性能 ・中性能フィルタ:0.4~0.7μm粒子に対して40~50%以上
※70~80%以上となる高性能フィルタの選定も可能
・HEPAフィルタ:0.3μm粒子に対して99.97%以上
標準の床材 ステンレス
ジェット風 両側面+天井の3方向
電子部品工場への
導入なら
独自のパルス気流と強力な除電で
清浄度クラスISO5レベルに対応
日本エアーテック
AAS-1810-1型
引用元:エアーテック公式HP
(https://www.airtech.co.jp/products/airshower/prod_1341/)
  • パルスジェットノズルによる間欠的な波動風を照射する独自技術を実装。微粒子一つも許されない電子部品工場に向く、脈動風と天井気流による除塵で品質の安定化を実現
  • 静電気除去(イオナイザー)機能と帯電防止仕様で着衣への異物の再付着を抑制するだけでなく、電子部品に致命的な放電リスクも減らすことができ、製品不良を低減
主な仕様内容
主なフィルター メイン:HEPAフィルター / プレ:不織布フィルター
風速 吹き出し風速:約 25 m/s
集塵性能 風量:約 23 m³/min(循環回数:約 505 回/時)
捕集性能 0.3μm粒子にて99.99%以上
(HEPAフィルター搭載)
標準の床材 SUS(ステンレス)パンチング床
ジェット風 パルスジェット+天井エアーカーテン風(両側面+天井)
清掃工場への
導入なら
長年の集塵技術を活かした
粉塵環境特化の設計
アマノ
アマノ公式HP
引用元:アマノ公式HP
(https://www.amano.co.jp/kankyo/product/dc/dc_o/js-30.html)
  • 1951年から工場向けの集塵機を開発・製造してきた技術を活かすことで、一般的なエアシャワーでは対応しきれないほど塵埃が多い現場でも、粉塵の持ち出しを防ぎ、清掃負担・メンテナンスコストを軽減
  • グレーチング下部に溜まった粉塵は、掃除機※2を使えば手を汚さずに一括回収でき、従業員の健康リスクなど二次被害を防止
主な仕様内容
主なフィルター HEPAフィルター
風速 記載なし
集塵性能 99%以上(重量法)
捕集性能 0.3μm粒子99.97%以上
(DOPテスト)
標準の床材 記載無し
ジェット風 記載無し

※フィルターの種類:
制菌防カビ仕様中性能フィルター:空気中の微粒子(約1μm以上)を除去しつつ、菌の繁殖やカビの発生を抑える機能を持つフィルター。食品・医療・クリーンエリアなどの衛生管理に有効。
HEPAフィルター:0.3μm以上の微粒子を99.97%以上の高精度で捕集できる高性能フィルター。クリーンルームや精密機器、医薬品製造などに使用される。
※集塵性能とは:空気中の粉塵をどれだけ装置全体で取り除けたかの割合。/捕集性能とは:フィルターなどがどれだけ粉塵を捕まえたかの割合。
※1:※三共空調公式HP(https://sankyo-ku.co.jp/quality.html)(2000年~2024年の実績)
※2:別売り。

異物混入・製品不良リスクを低減!
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