日立産機システムのエアシャワーは、特に微細異物の除去と静電気対策の分野に強みを持っています。しかし、導入を検討する際には「他社と比べてコストはどうなのか?」「メンテナンス性は?」といった疑問も浮かぶでしょう。本記事では、メーカー公式サイトの情報だけでなく、エアブーン編集部が分析した他社製品との比較メリット・デメリットを含めて解説します。

高風圧と片面全面吸込み構造により、従来よりも除塵率を向上させています。
室内を陰圧化することで塵埃の室外漏えいを抑制し、タッチパネル操作で運転時間やモードを直感的に設定可能です。
独自ノズルと定期循環運転を組み合わせ、短時間運転でも室内清浄度ISOクラス5を達成できるため、ハイレベルなクリーン環境でも安心して運用できます。
| フィルターの種類 | 前処理用サランネットフィルター 主フィルターHEPA |
|---|---|
| 吹出風量 | 17m³/min |
| エアージェットノズル数 | 14個 |
| 電源仕様 | AC200V ±10% 3⌀ |
筐体にステンレス(SUS304)を採用し、耐食性を高めた食品工場向けエアシャワーです。
黄色LED照明と扉窓部の黄色透明アクリルにより、虫を誘引する波長の紫外線漏洩を抑える構成です。
上部左右の吹き出し口にはフラッタージェットノズルを搭載し、広範囲にたたき効果のあるエアジェットで短時間の除じんを図れます。
| フィルターの種類 | プレフィルタ:サランネット 主フィルタ:HEPAフィルタ |
|---|---|
| 吹出風量 | 16/19m³/min±20%(初期にて) |
| エアージェットノズル数 | 16個 |
| 日立産機の特徴 | |
|---|---|
| 洗浄能力 | 短時間でも除じん性向上 高風圧機は除じん率80% |
| 設置性 | 簡易設置型あり 食品向け耐食仕様も展開 |
| コスト感 | 高機能モデル中心 簡易設置型も選択可 |
| 独自の強み | 全機種フラッタージェット タッチパネル採用 |
電子部品工場ではサブミクロン単位の異物が製品不良を招きます。クリーンルームの外から人が入るたびに付着粒子が持ち込まれるため、強力に除塵できるエアシャワーの採用が欠かせません。
日立産機システムのエアシャワーは、高風圧のフラッタージェットノズルと静電気抑制機能で、極小粉塵や帯電粒子を同時に取り除き、半導体・電子部品ラインで求められるISOクラス5相当のクリーン環境づくりを後押しします。
導入だけでなく保守サポートまで一貫して任せられるため、既存ラインを止めずに後付けしたい工場にも適しています。
振動ジェットは人の身体や作業着の凹凸に沿って流れを拡散させ、従来より短い秒数のエアジェットでも高い除塵率を実現します。
電子部品生産ラインでは、毛髪やパーティクル付着が歩留まりの大敵。
フラッタージェットノズルは局所的な当てムラを防ぎ、体表面の影になる部分にも乱流を届けるため、粉塵一粒の残留も許されない工程で効果を発揮します。
片側全面吸込み構造と組み合わせることで室内を瞬時に負圧化し、外部への粉塵漏洩を抑制できる点も評価されています。
プラズマクラスターイオン発生機をエアシャワー内に標準またはオプション搭載でき、エアジェットと同時にイオンを放出することで衣服表面の帯電をわずか5秒で0.1kV以下へ低減できます。
静電気が消えると浮遊粒子が再び吸着するリスクが大幅に減り、エアジェット後の歩行や装置操作時もクリーン度を維持できます。
既設のシリーズなど旧型機でも後付け改造が可能なため、大規模なライン停止を伴わずアップグレードできるのもメリットです。
日立産機システムのエアシャワーは、ISOクラス5相当のクリーン環境を実現、ムラのない除塵と室内の負圧化による粉塵漏洩対策、プラズマクラスターイオンによる静電気除去と再付着防止といった、ハイレベルなクリーン化対策を実現しています。
エアシャワーは、どのような場所に設置するかによって求められる機能が異なります。本サイトでは、紹介したメーカー以外にも工場別に適したエアシャワーメーカーを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

漬物製造ラインでは、就業前後の作業員がエアシャワー前に行列を作り、増員に踏み切れないという課題がありました。
フラッタージェットシリーズを導入したところ、一人当たり7秒の入室時間短縮を実現し、待ち時間が大幅に減少して作業効率が向上。ステンレス筐体によって清掃負荷も軽減し、増産体制でも衛生基準を維持できています。
サプリメント製造では、髪の毛や粉塵が帯電して衣服に再付着することが異物混入リスクとなっていました。
PCJ-87JPM4に除電特化型プラズマクラスターイオン発生機を内蔵したモデルを導入した結果、8秒間のエアジェット中に静電気を抑制し、異物除去性能が向上。
特別な操作を追加することなく品質管理を強化でき、生産ライン増設時のクリーン度維持に貢献しています。
| 企業名 | 株式会社日立産機システム |
|---|---|
| 設立 | 2002年4月1日 |
| 所在地 | 東京都千代田区外神田1-5-1 住友不動産秋葉原ファーストビル |
| 公式サイト | https://www.hitachi-ies.co.jp/ |
ここまでメーカーの特徴について解説してきましたが、エアシャワーは決して安い買い物ではありません。自社の工場環境や予算に合わない製品を選んでしまうと、後になって使い勝手やコスト面で後悔するリスクがあります。
導入を成功させるためには、1社だけで決めるのではなく、必ず複数社で比較検討を行うことが重要です。
当サイトのTOPページでは、国内53社のエアシャワーメーカーを徹底調査し、工場・用途別のおすすめ3社を厳選して紹介しています。
問い合わせや見積もり依頼をする前に、まずは以下の記事で「自社にとって最適なメーカー」をチェックしてみてください。

| 主なフィルター | 制菌防カビ仕様中性能フィルター HEPAフィルター |
|---|---|
| 風速 | 制菌防カビ仕様中性能フィルター:25m/sec以上 HEPAフィルター:20m/sec以上 |
| 集塵性能 | 記載無し |
| 捕集性能 | ・中性能フィルタ:0.4~0.7μm粒子に対して40~50%以上 ※70~80%以上となる高性能フィルタの選定も可能 ・HEPAフィルタ:0.3μm粒子に対して99.97%以上 |
| 標準の床材 | ステンレス |
| ジェット風 | 両側面+天井の3方向 |

| 主なフィルター | HEPAフィルター |
|---|---|
| 風速 | 30m/s ±20%※2 |
| 集塵性能 | 記載無し |
| 捕集性能 | 0.3μm粒子にて99.99%以上 (HEPAフィルター搭載) |
| 標準の床材 | 建築床 |
| ジェット風 | 片吹き |

| 主なフィルター | HEPAフィルター |
|---|---|
| 風速 | 記載なし |
| 集塵性能 | 99%以上(重量法) |
| 捕集性能 | 0.3μm粒子99.97%以上 (DOPテスト) |
| 標準の床材 | 記載無し |
| ジェット風 | 記載無し |
※フィルターの種類:
制菌防カビ仕様中性能フィルター:空気中の微粒子(約1μm以上)を除去しつつ、菌の繁殖やカビの発生を抑える機能を持つフィルター。食品・医療・クリーンエリアなどの衛生管理に有効。
HEPAフィルター:0.3μm以上の微粒子を99.97%以上の高精度で捕集できる高性能フィルター。クリーンルームや精密機器、医薬品製造などに使用される。
※集塵性能とは:空気中の粉塵をどれだけ装置全体で取り除けたかの割合。/捕集性能とは:フィルターなどがどれだけ粉塵を捕まえたかの割合。
※1:※三共空調公式HP(https://sankyo-ku.co.jp/quality.html)(2000年~2024年の実績)
※2:初期における平均値。
※3:別売り。