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エアシャワーの設置スペースがない

目次

工場や作業場の衛生管理を強化したくても、「通路や前室が狭くてエアシャワーを置く場所がない」「扉を開けるスペースすら確保できない」とお悩みの現場は少なくありません。しかし、機器のタイプや扉の仕様、レイアウトを工夫することで、限られたスペースでもエアシャワーを導入することは十分に可能です。本記事では、設置スペースがない場合の解決策や注意点、代替案から、狭小現場に対応できるおすすめのメーカーまで詳しく解説します。

エアシャワーの設置スペースがない場合の解決策

設置スペースの制約がある場合でも、製品の形状や構造を見直すことで導入を実現できるケースが多くあります。ここでは、狭小スペースでエアシャワーを設置するための主な解決策を3つ紹介します。

簡易ブース一体型やポータブル型のエアシャワーを導入する

既存の部屋や前室に大きなエアシャワー本体を据え置く余裕がない場合は、簡易ブース一体型や小型・ポータブル型のエアシャワーを選択する方法があります。これらは標準モデルよりも設置面積(フットプリント)が小さく設計されているため、限られたデッドスペースを活用して設置可能です。

また、組み立てや移設が比較的容易なモデルであれば、将来的に工場内のレイアウト変更が生じた際にも柔軟に対応できます。自社の前室や通路の寸法に合わせてコンパクトなタイプを選ぶことで、建屋の大規模な改装工事を回避しつつ異物混入対策を強化できます。

引き戸やシートシャッター式で扉の開閉スペースを削減する

エアシャワーの設置で盲点となりやすいのが、扉を開閉するための「引き代」や「ドアの可動域」です。一般的な開き戸(片開き扉)の場合、手前や奥に扉が開くためのデッドスペースが必要になり、狭い通路では設置が難しくなります。

この課題は、扉を引き戸(スライドドア)や上部巻き上げ式のシートシャッターに変更することで解決できます。扉の開閉スペースが不要になるため、本体前後の通路幅を最大限に有効活用でき、狭い前室でもスムーズな出入りを実現できます。

既存の前室を利用した壁面取り付け・改造を検討する

箱型の独立したエアシャワーを新設するスペースがまったくない場合、既存の壁面や通路そのものを利用する壁面取り付け・改造方式が有効です。壁面に吹出ノズルやファンユニットを直接組み込むことで、本体の設置による室内圧迫を最小限に抑えることができます。

前室の構造をそのままエアシャワー室として活用するため、限られた空間でも作業者の通行を妨げずに設置できるのが大きなメリットです。既存構造を生かしたカスタマイズ対応が可能なメーカーに相談することで、現場に合わせた最適な仕様を構築できます。

狭小スペースにエアシャワーを設置する際の注意点

狭い場所に無理にエアシャワーを設置してしまうと、作業効率の低下やメンテナンス不全などのトラブルを引き起こす恐れがあります。ここでは、設置計画時に確認しておくべき3つの注意点について解説します。

機器の搬入経路の確保と組み立て作業スペースの確認

エアシャワーの設置場所そのものの寸法だけでなく、そこに至るまでの「搬入経路」を事前に確認することが非常に重要です。入口のドア枠や廊下の角、天井の高さなどが原因で、完成品や大型の部材が搬入できないというトラブルは珍しくありません。

搬入経路が狭い現場では、分解して搬入できる分割構造のモデルや現場組み立て式の製品を選ぶ必要があります。また、設置作業時に作業員が工具を使って組み立てを行うための周辺スペースも考慮して計画を立てることが大切です。

作業者の動線(L字型や3方向など)を考慮したレイアウト設計

直線的な配置(直進通過型)が難しい狭小現場では、作業者の動線に合わせたレイアウト設計が必要になります。入室と退室の扉を直角に配置する「L字型レイアウト」や、3方向に扉を設ける仕様を採用することで、曲がり角や狭いコーナーへの設置が可能になります。

ただし、変形レイアウトにする場合は、作業者がエアシャワー内でしっかり全身に風を浴びられる十分な内部スペースやノズル配置を確保しなければなりません。動線と除塵効果のバランスを考慮し、現場に合わせた仕様を検討しましょう。

フィルター交換や定期メンテナンス用スペースの確保

エアシャワーを長期間にわたって正常に運用するためには、定期的な清掃やフィルター交換が不可欠です。本体を隙間なく壁に密着させて設置してしまうと、点検口が開けられずフィルター交換が困難になるケースがあります。

特にプレフィルターやメインフィルター(HEPAフィルター等)の出し入れ口がどこにあるのかをあらかじめ確認し、メンテナンス時に作業ができるスペースを確保しておく必要があります。正面からフィルター交換ができるモデルなど、省スペースメンテナンスに対応した製品を選ぶと安心です。

エアシャワーがどうしても置けない場合の代替対策

物理的な制約や建物の構造上、どうしてもエアシャワーの導入が難しい場合もあります。その場合は、別の衛生管理機器や運用方法を組み合わせてカバーすることが重要です。

靴底用粘着マットと衣類用粘着ローラーの運用徹底

エアシャワーを設置できない場合でも、粘着ローラー(コロコロ)や靴底用粘着マットを徹底的に活用することで異物の持ち込みを大幅に減らすことができます。特に衣類に付着した毛髪やホコリは、手動の粘着ローラーを正しく使用することで高い除塵効果を発揮します。

運用のポイントは、ローラーをかける順番や回転数、粘着シートの交換頻度などをルール化し、掲示物などで従業員に周知徹底することです。設備に頼れない分、日々の運用ルールを定着させることが衛生レベルの維持につながります。

局所的なクリーンブースやパーテーションの活用

部屋全体や入口全体にエアシャワーを設置できない場合は、作業エリアの直前に「局所クリーンブース」や「異物除去装置(吸引式髪の毛除去器など)」を設置する手法が効果的です。必要なエリアのみをスポットでクリーン化することで、省スペースかつ低コストで対策が可能です。

ビニールカーテンや簡易パーテーションで区切ったコンパクトな異物除去スペースを作るだけでも、外気や隣接ゾーンからのゴミの飛散を防ぐバリアとして機能します。現場の空間に合わせて柔軟に配置を組み合わせましょう。

【PR】省スペース設置の課題解決なら「三共空調」のエアシャワー

「設置スペースが狭くて諦めている」「特殊な動線に合わせたエアシャワーが欲しい」という場合におすすめなのが、オーダーメイド対応と豊富な省スペースラインナップを誇る「三共空調」のエアシャワーです。

三共空調のエアシャワー詳細
画像引用元HP:三共空調公式HP(https://sankyo-ku.co.jp/product/as.html)

工場のレイアウトに合わせたオーダーメイド・カスタマイズ対応

三共空調のエアシャワーは、設置場所や現場の工場レイアウトに合わせてフレキシブルなオーダーメイド・カスタマイズが可能です。室内幅や奥行きサイズの変更はもちろん、搬入路が狭い現場への現場組立て対応など、カタログ標準品では対応できない狭小現場の課題を解決します。

また、設置場所の制限で3方向からの吹出が難しい場合でも、風向やノズル配置を調整することで、限られたスペース内で最大限の除塵効率を発揮する設計を提案してくれます。

引き代を小さくした省スペース型(AS-18AW)などの豊富なラインナップ

三共空調では、省スペース設置に特化した多彩なモデルを展開しています。例えば、2枚引き戸を採用した「AS-18AW」は、扉開放時の引き代寸法を小さく抑えられるため、手前に開閉スペースを取れない狭い通路への設置に最適です。

さらに、大開口が必要な荷物搬入用や人・荷物兼用の現場向けには、上部巻き上げ式で省スペース設置が可能なシートシャッター式モデル「AS-18S」もラインナップされており、用途やスペースに応じた最適な機種を選択できます。

三共空調 エアシャワー AS-18S
画像引用元HP:三共空調公式HP(https://sankyo-ku.co.jp/product/as.html)

狭小スペースにも対応するシートシャッター式や特殊レイアウト(AS-18L)の提案

直進方向での設置が困難な狭いスペースに対しては、特殊レイアウトモデルが用意されています。「AS-18L」は、L字型のように設置場所に合わせた屈曲動線に対応しており、直進レイアウトが組めない工場でもスムーズな設置が可能です。

さらに、3方向にドアを設けたタイプ(AS-10T)や自動扉付き特殊レイアウト(AS-12AWT)など、多種多様な現場の課題に応える製品が揃っています。スペース不足でお困りの現場でも、三共空調なら最適な設置方法を見つけることができます。

三共空調 エアシャワー AS-18L
画像引用元HP:三共空調公式HP(https://sankyo-ku.co.jp/product/as.html)

まとめ

エアシャワーの設置スペースがないとお悩みの現場でも、省スペース型の引き戸仕様やシートシャッター式、L字型などの特殊レイアウトモデルを活用することで導入を実現できます。搬入経路やメンテナンススペースの確保に留意しつつ、自社の現場構造に合った仕様を選定することが成功の鍵です。

また、設置場所の制約が大きい場合は、現場に合わせた柔軟なオーダーメイドや省スペースモデルを提供しているメーカーへ相談するのが最も確実です。以下では、省スペース対応をはじめ、工場の課題に応じたおすすめのエアシャワーメーカーを紹介していますので、ぜひ比較検討にお役立てください。

工場別
業務用エアシャワーメーカー3選
食品工場への
導入なら
食品工場の導入実績3,800台以上※1
HACCPに適した衛生環境をサポート
三共空調
三共空調公式HP
引用元:三共空調公式HP
(https://sankyo-ku.co.jp/advice.html)
  • 床には耐水性に優れたステンレスを採用し、フィルターも抗菌・防カビ仕様を選択可能。水や湿気が多い食品工場で長期にわたり衛生状態を保ち、HACCP対応も円滑
  • 現場組立式と柔軟なサイズ・レイアウト調整により、狭い搬入路や限られた設置スペースにも対応でき、食品工場への後付け導入もスムーズ
主な仕様内容
主なフィルター 制菌防カビ仕様中性能フィルター
HEPAフィルター
風速 制菌防カビ仕様中性能フィルター:25m/sec以上
HEPAフィルター:20m/sec以上
集塵性能 記載無し
捕集性能 ・中性能フィルタ:0.4~0.7μm粒子に対して40~50%以上
※70~80%以上となる高性能フィルタの選定も可能
・HEPAフィルタ:0.3μm粒子に対して99.97%以上
標準の床材 ステンレス
ジェット風 両側面+天井の3方向
電子部品工場への
導入なら
独自のパルス気流と強力な除電で
清浄度クラスISO5レベルに対応
日本エアーテック
AAS-1810-1型
引用元:エアーテック公式HP
(https://www.airtech.co.jp/products/airshower/prod_1341/)
  • パルスジェットノズルによる間欠的な波動風を照射する独自技術を実装。微粒子一つも許されない電子部品工場に向く、脈動風と天井気流による除塵で品質の安定化を実現
  • 静電気除去(イオナイザー)機能と帯電防止仕様で着衣への異物の再付着を抑制するだけでなく、電子部品に致命的な放電リスクも減らすことができ、製品不良を低減
主な仕様内容
主なフィルター メイン:HEPAフィルター / プレ:不織布フィルター
風速 吹き出し風速:約 25 m/s
集塵性能 風量:約 23 m³/min(循環回数:約 505 回/時)
捕集性能 0.3μm粒子にて99.99%以上
(HEPAフィルター搭載)
標準の床材 SUS(ステンレス)パンチング床
ジェット風 パルスジェット+天井エアーカーテン風(両側面+天井)
清掃工場への
導入なら
長年の集塵技術を活かした
粉塵環境特化の設計
アマノ
アマノ公式HP
引用元:アマノ公式HP
(https://www.amano.co.jp/kankyo/product/dc/dc_o/js-30.html)
  • 1951年から工場向けの集塵機を開発・製造してきた技術を活かすことで、一般的なエアシャワーでは対応しきれないほど塵埃が多い現場でも、粉塵の持ち出しを防ぎ、清掃負担・メンテナンスコストを軽減
  • グレーチング下部に溜まった粉塵は、掃除機※2を使えば手を汚さずに一括回収でき、従業員の健康リスクなど二次被害を防止
主な仕様内容
主なフィルター HEPAフィルター
風速 記載なし
集塵性能 99%以上(重量法)
捕集性能 0.3μm粒子99.97%以上
(DOPテスト)
標準の床材 記載無し
ジェット風 記載無し

※フィルターの種類:
制菌防カビ仕様中性能フィルター:空気中の微粒子(約1μm以上)を除去しつつ、菌の繁殖やカビの発生を抑える機能を持つフィルター。食品・医療・クリーンエリアなどの衛生管理に有効。
HEPAフィルター:0.3μm以上の微粒子を99.97%以上の高精度で捕集できる高性能フィルター。クリーンルームや精密機器、医薬品製造などに使用される。
※集塵性能とは:空気中の粉塵をどれだけ装置全体で取り除けたかの割合。/捕集性能とは:フィルターなどがどれだけ粉塵を捕まえたかの割合。
※1:※三共空調公式HP(https://sankyo-ku.co.jp/quality.html)(2000年~2024年の実績)
※2:別売り。

異物混入・製品不良リスクを低減!
工場別おすすめ
業務用エアシャワーメーカー3選