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エアシャワーから風が出ない原因とは?

目次

エアシャワーから風が出ない場合、電源や運転設定、フィルター、送風機などに原因がある可能性があります。まず確認したいポイントや、専門業者への相談を検討するケースについて解説します。

エアシャワーから風が出ない主な原因

エアシャワーは、送風機で空気を送り、フィルターを通した空気をノズルから吹き出す構造になっています。そのため、風が出ないときは一つの部品だけでなく、電源から送風経路まで複数の原因が考えられます。

電源や運転設定に問題がある

エアシャワーからまったく風が出ない場合は、最初に電源や運転状態を確認します。電源スイッチが入っているように見えても、ブレーカーが落ちていたり、運転モードが適切に設定されていなかったりすると、送風機が作動しないことがあります。また、ドアの閉鎖を検知してから送風を開始するタイプなど、機種によって運転条件が設定されている場合もあります。

操作盤に表示がある機種では、エラー表示やランプの状態も確認しておきたいポイントです。通常とは異なる表示が出ている場合は、取扱説明書で内容を確認すると原因を絞り込みやすくなります。電源設備に関わる部分を確認する際は、感電などの危険を避けるため、無理な作業は控えることが大切です。

フィルターが目詰まりしている

フィルターの目詰まりも、エアシャワーの風量が低下する原因の一つです。プレフィルターなどにほこりや異物が蓄積すると、空気が通過しにくくなり、送風機が動いていてもノズルから出る風が弱くなることがあります。さらに目詰まりが進むと、必要な風量を確保しにくくなる可能性があります。

風が完全に出ないケースでは、フィルターだけが原因とは限りません。しかし、以前より風が弱くなった、徐々に風量が低下してきたという場合には、フィルターの状態を確認する意味があります。機種ごとに清掃や交換の方法が異なるため、作業前には取扱説明書やメーカーの指示を確認することが重要です。

送風機やモーターに不具合がある

電源が入っているにもかかわらず風が出ない場合は、送風機やモーターなど、空気を送り出す部分に不具合が生じている可能性もあります。エアシャワーでは送風機によって空気を送り、フィルターを通過させたうえでノズルから吹き出すため、送風機が正常に動作しなければ十分な風量を確保できません。

運転時にモーターが動く音がしない、普段とは異なる音がする、振動が大きくなったなどの変化がある場合は注意が必要です。送風機やモーターは内部部品を含むため、使用者が分解して原因を特定するのは容易ではありません。異常が疑われる場合は、無理に運転を続けず、メーカーや専門業者に点検を依頼する方法が考えられます。

センサーや制御系統に異常がある

エアシャワーには、ドアの開閉や人の入室などを検知して送風を制御するセンサーが搭載されている機種があります。そのため、送風機やフィルターに問題がなくても、センサーや制御系統に異常があると、所定の条件で送風が開始されないことがあります。

例えば、扉を閉めても送風が始まらない、操作しても運転状態が変わらないといった場合は、制御側の状態を確認する必要があります。ただし、制御盤の内部や配線を確認するには専門的な知識が必要です。エラーコードなどが表示されている場合は、その内容を記録したうえでメーカーへ相談すると状況を伝えやすくなります。

エアシャワーから風が出ないときに確認するポイント

風が出ないときは、いきなり分解や部品交換をするのではなく、外部から確認できる部分から順番に状態を確認することが大切です。電源、フィルター、ノズルなどを確認することで、設備側の異常なのか、メンテナンスが必要な状態なのかを判断する材料になります。

電源・ブレーカーが入っているか確認する

まずはエアシャワー本体の電源が入っているかを確認します。操作盤の表示や電源ランプを確認し、ブレーカーが落ちていないかも確認しておきましょう。周辺設備を含めて電源系統を確認すると、装置そのものの故障なのか、電源供給側の問題なのかを切り分ける手がかりになります。

また、機種によっては扉の閉鎖やセンサーの検知など、一定の条件を満たした場合に送風が始まる仕組みがあります。そのため、電源が入っているだけでは正常な運転状態とは限りません。取扱説明書に記載された通常の操作手順を確認し、それでも送風しない場合は、別の原因を調べる必要があります。

フィルターの汚れや目詰まりを確認する

フィルターは、エアシャワーの風量に関係する重要な部分です。特にプレフィルターにほこりや繊維くずなどが蓄積すると、空気が通過しにくくなり、風速が低下することがあります。エアシャワーではフィルターの状態によって風量が変化するため、定期的な点検や適切なタイミングでの清掃・交換が必要です。

フィルターを確認するときは、表面の汚れだけで判断せず、差圧計などが搭載されている場合には数値も確認するとよいでしょう。ただし、フィルターの取り外しや交換方法は機種によって異なります。衛生管理が求められる現場では、交換作業そのものが周囲の環境に影響する場合もあるため、メーカーの手順に沿って対応することが重要です。

ノズルや吸込口がふさがっていないか確認する

フィルターや送風機に問題がなくても、空気の通り道がふさがれていると、ノズルから十分な風が出ない場合があります。ノズル部分に異物が付着していないか、吸込口の周辺に物が置かれていないかなど、外側から確認できる範囲をチェックしてみましょう。

特定のノズルだけ風が弱い場合は、そのノズル周辺に異物が付着している可能性も考えられます。一方、すべてのノズルから風が出ない場合には、送風機やフィルター、制御系統など別の部分に原因があることもあります。確認作業では部品を無理に取り外したり異物を奥へ押し込んだりしないよう注意してください。

エラー表示や異常音がないか確認する

エアシャワーの状態を確認するときは、風が出るかどうかだけでなく、運転中の表示や音にも注目します。エラーコードが表示されている場合は、取扱説明書に記載された内容と照らし合わせることで、異常箇所を把握する手がかりになります。

また、以前には聞こえなかった音や、普段より大きな振動が発生している場合も確認しておきたいポイントです。送風機やモーターなどの機械部品に異常があると、運転音に変化が生じることがあります。異常音が続いている状態で無理に運転を続けると、別の部品に影響する可能性もあるため、異常が解消しない場合は専門業者への相談を検討します。

原因を確認しても風が出ない場合の対応

電源やフィルターなど、使用者が確認できる範囲に問題が見つからない場合は、装置内部の点検が必要になることがあります。送風機やモーター、制御盤などに原因がある場合、専門的な知識や測定機器が必要になるため、自己判断で修理するのではなく、メーカーや保守業者に相談する方法が適しています。

無理に分解せずメーカーや専門業者に相談する

エアシャワーの内部には、送風機やモーター、制御機器、配線などが組み込まれています。風が出ない原因を確認しようとして内部を分解すると、故障箇所を広げたり、感電などにつながったりするおそれがあります。そのため、外部から確認できる範囲で原因が分からない場合は、無理な分解を避けることが大切です。

メーカーや専門業者へ相談する際には、いつから風が出なくなったのか、完全に出ないのか、以前より弱くなったのか、エラー表示はあるかなどを伝えると、状況を把握してもらいやすくなります。可能であれば型式や製造番号、フィルターの交換時期なども準備しておくとよいでしょう。

修理・部品交換が必要になるケース

点検の結果、送風機やモーター、センサー、制御機器などに異常が確認された場合は、修理や部品交換が必要になることがあります。フィルターの目詰まりであれば清掃や交換によって改善できる可能性がありますが、内部部品の故障では同じ方法では対応できません。

また、部品の劣化が原因の場合は、一度復旧しても再び不具合が発生する可能性があります。修理するか、装置そのものを更新するかについては、使用年数や部品の供給状況、修理費用、現場で求められる性能などを踏まえて判断することになります。メーカーや保守業者から点検結果と対応方法を確認し、現場の条件に合わせて検討するとよいでしょう。

再発を防ぐために定期的な点検を行う

エアシャワーを安定して使用するためには、風が出なくなってから対応するのではなく、日頃から状態を確認することが重要です。フィルターの汚れや差圧、風速、異常音などを定期的に確認しておけば、風量が低下している段階で異常に気づける場合があります。フィルターの目詰まりは風速低下につながるため、定期的な清掃や交換が必要です。

点検の頻度や確認項目は、使用環境や装置の仕様によって異なります。粉じんが多い環境で使用している場合などは、フィルターの状態をこまめに確認する必要が生じることもあります。メーカーが定めるメンテナンス方法や交換基準を確認し、点検記録を残しておくと、異常が発生した際の原因確認にも役立ちます。

まとめ

エアシャワーから風が出ない場合、電源や運転設定、フィルターの目詰まり、送風機、センサーや制御系統など、複数の原因が考えられます。まずは電源やフィルター、ノズルなど、外部から確認できる部分を順番にチェックすることが大切です。

原因が分からない場合や、送風機・モーターなど内部部品の異常が疑われる場合は、無理に分解せずメーカーや専門業者へ相談する方法が適しています。日頃からフィルターや風量などの状態を点検し、異常の兆候を把握しておくことも、エアシャワーを継続して使用するうえで重要なポイントです。

以下のページでは、業界ごとの導入実績に強みを持つエアシャワーメーカーを紹介しています。自社の規模や運用条件に合った1台を見つけるための参考としてお役立てください。

工場別
業務用エアシャワーメーカー3選
食品工場への
導入なら
食品工場の導入実績3,800台以上※1
HACCPに適した衛生環境をサポート
三共空調
三共空調公式HP
引用元:三共空調公式HP
(https://sankyo-ku.co.jp/advice.html)
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主な仕様内容
主なフィルター 制菌防カビ仕様中性能フィルター
HEPAフィルター
風速 制菌防カビ仕様中性能フィルター:25m/sec以上
HEPAフィルター:20m/sec以上
集塵性能 記載無し
捕集性能 ・中性能フィルタ:0.4~0.7μm粒子に対して40~50%以上
※70~80%以上となる高性能フィルタの選定も可能
・HEPAフィルタ:0.3μm粒子に対して99.97%以上
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ジェット風 両側面+天井の3方向
電子部品工場への
導入なら
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日本エアーテック
AAS-1810-1型
引用元:エアーテック公式HP
(https://www.airtech.co.jp/products/airshower/prod_1341/)
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主な仕様内容
主なフィルター メイン:HEPAフィルター / プレ:不織布フィルター
風速 吹き出し風速:約 25 m/s
集塵性能 風量:約 23 m³/min(循環回数:約 505 回/時)
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(HEPAフィルター搭載)
標準の床材 SUS(ステンレス)パンチング床
ジェット風 パルスジェット+天井エアーカーテン風(両側面+天井)
清掃工場への
導入なら
長年の集塵技術を活かした
粉塵環境特化の設計
アマノ
アマノ公式HP
引用元:アマノ公式HP
(https://www.amano.co.jp/kankyo/product/dc/dc_o/js-30.html)
  • 1951年から工場向けの集塵機を開発・製造してきた技術を活かすことで、一般的なエアシャワーでは対応しきれないほど塵埃が多い現場でも、粉塵の持ち出しを防ぎ、清掃負担・メンテナンスコストを軽減
  • グレーチング下部に溜まった粉塵は、掃除機※2を使えば手を汚さずに一括回収でき、従業員の健康リスクなど二次被害を防止
主な仕様内容
主なフィルター HEPAフィルター
風速 記載なし
集塵性能 99%以上(重量法)
捕集性能 0.3μm粒子99.97%以上
(DOPテスト)
標準の床材 記載無し
ジェット風 記載無し

※フィルターの種類:
制菌防カビ仕様中性能フィルター:空気中の微粒子(約1μm以上)を除去しつつ、菌の繁殖やカビの発生を抑える機能を持つフィルター。食品・医療・クリーンエリアなどの衛生管理に有効。
HEPAフィルター:0.3μm以上の微粒子を99.97%以上の高精度で捕集できる高性能フィルター。クリーンルームや精密機器、医薬品製造などに使用される。
※集塵性能とは:空気中の粉塵をどれだけ装置全体で取り除けたかの割合。/捕集性能とは:フィルターなどがどれだけ粉塵を捕まえたかの割合。
※1:※三共空調公式HP(https://sankyo-ku.co.jp/quality.html)(2000年~2024年の実績)
※2:別売り。

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